SCORPION――あたしはあたしのプレイヤー

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「SCORPION」の強気な言葉には、そう言い切れるだけの理由がある。コンプレックスを掲げて戦うこの曲は、自信の根拠を、これまで自分がやってきたことに見いだしている。

なかでも好きなのが、やってきたことが自信になり、背中を押すと歌ったあとに続く、この二行だ。

過去は決して裏切らないわ
あたしはあたしのプレイヤー

勝負の結果はまだ分からない。それでも、ここまで積み重ねたことは、これから挑む自分の手の中にある。「過去は決して裏切らないわ」という言葉は、自分がやってきたことへの信頼として響く。自分の手で今を築いてきた実感があるほど、この言い切りは頼もしい。

「あたしはあたしのプレイヤー」は、ゲームのプレイヤーという意味だけでなく、自分の人生にも重なる。自分はこの人生の主役キャラクターであり、プレイしているのも自分。背中を押してくれる過去があり、その先の一手を選ぶ自分がいる。何を経験してきたかに加えて、これからどう動くかも自分のものだと感じられるところがいい。

涙 怒り 孤独を

無駄にしないわ 今創造

続く歌詞では、涙や怒り、孤独さえも無駄にせず、創造へ昇華しようとする。苦しい感情まで力に変え、今、何かを生み出そうとしている。過去への信頼を歌った先で、その過去から何を作るかにまで踏み込む。その貪欲さに憧れる。

「SCORPION」を聴くと気分が上がる。その高揚を支えているのは、こうした言葉の強さと、そこに感じるReolの赤裸裸な生き方だ。積み重ねてきたものも、抱えてきた感情も力にして、自分の人生を動かしていく。あの二行を口ずさむとき、その強気を自分のものにしたくなる。